コロナの影響もあり、地方への移住が増加しているようです。
やっぱり自然の多い田舎に移住して良かった~、とこのご時世になってつくづく感じています。
とくに、子育て環境をとってみても、のびのびと田んぼの周りを駆け回る子どもたちの姿をみて最高だな~と実感。
こんな価値観を持つ方にぴったり
★のびのびと自由に育ってほしい
★自然の中で五感を刺激する遊びをさせたい
★野菜をつくるなどして食の恵みを体験させたい
とはいっても、やはり良い面ばかりではありません。
今回は、移住して8年間子育てしてみて後悔したことについても赤裸々に書いていこうと思います。
移住&子育て8年して後悔につながったポイント
● 公園など遊びに行くまでが遠い
● 蛇やムカデなど危険な生き物もいる
● 都会に比べて教育への選択肢が限られる
● 病院までが遠く緊急時に時間がかかる
● 実家が遠く親戚になかなか会えない
● 子どもの数が少なく近所に遊ぶ友達がいない
● 1クラスしかなく小中9年間、持ちあがり制
医療体制が不安
過疎地だと救急車の到着までに時間がかかる!
最近やっとドクターヘリが導入されたようです。
医療体制については、正直不安が大きいです。
町内の総合病院にある小児科は週2回しか診察がないので、
40分かけて隣町に行かざるを得ないことも多いです。
こどもにとって危険な虫も多いので、知識をつけて対策・処置ができるようにしましょう。我が家の虫対策☟
どこにいくにも1時間はザラ
あとは、どこに行くにも遠いので、だいたいは近場で遊んでます。
私は基本的に人込みは好きじゃないので、市街地に行くのも月1度ほど。
子どもたちも、たま~に片道1時間かけてマックやサーティワン、ゲームセンターなどに行くくらいですね。
かと思えば関東の実家に帰省すると、毎日のように連れ出されて都会に染まっていますが…
実家が飛行機の距離
実家に帰るにも飛行機や新幹線、夜行列車など移動手段がいろいろあるので、子どもたちにとっては冒険です。
そのぶん、親は子どもたちとの長時間の移動の翌日に寝込むほど疲れます。
長男と次男が小学生になれば、2人で飛行機に乗ってじーばーの家に行くという経験もさせたいなと思っています。
赤ちゃんをつれての長時間の移動は、新幹線や飛行機だと、気疲れがすごいので大変でした。
車で移動すると約12時間。休憩しながら赤ちゃんが寝てくれる夜中に移動したり…とにかくお金も労力もかかるのでオススメしません(涙)
教育や習い事の選択肢が少ない
町立の学校のみで、私立はありません。
習い事も、ピアノ・塾・ダンス・サッカー・空手・そろばんといったところでしょうか。
1時間かけて市街地にでれば、バレエ・英会話・プログラミング・バイオリン・トライアスロンなどなど、多くの選択肢が見つかります。
現在は、長男が進研ゼミ(毎月テキストが届く)で学習しているのとあわせて、
次男も一緒に約45分かけて隣町のスイミングに週1で通っていますよ。
また、子どもの数が少ないのでクラスは1つで9年間、持ち上がりです。
いじめがあったりすると、どうしても逃げられない環境になってしまうのも、懸念されますね。
移住先の過疎地での子育て【メリット】
- 空気のきれいな場所で四季を感じながら過ごせる
- 自然に触れながら五感を刺激して遊べる
- 夏は川遊び、冬は雪遊びが楽しめる
- 畑で育てた野菜を味わえる
- 待機児童がゼロで入園時期はいつでもOK
- 小中のバス交通費など子育てへの助成が手厚い
- 行政との距離が近く相談しやすい
- 実家に帰るのも子どもにとっては大冒険
コロナ騒動で、都会では誰もいない早朝を狙って公園で縄跳びをする子どもの様子を聞いていました。
一方で、外に出れば大自然の広がる我が家では、普段通りに子どもたちが外で元気に遊ぶことができています。
保護者同士もアットホームで和みます。
とにかく傾斜もデコボコも小さいうちから体験して体幹のしっかりした子に育つ感覚があります。
温室育ちとは、違いますよね。
本当に贅沢だな~と感じるような体験をたっぷりさせてあげることが出来ています。
たとえば…
★近くの牛舎で子牛にミルクをあげるお手伝いをしたり。
★じゃがいもを土の中から探し出して収穫したり。
★川の中を歩いてみたり。
★カエルの卵をみつけて、オタマジャクシをつかまえたり。
★近所のパン屋さんでピザ作りを教えてもらったり。
★ミニトマトの食べ放題をさせてもらったり。
★お散歩すれば、誰かにお菓子をもらって帰ってきたり。
★庭でキャンプファイヤーをして星空を眺めたり。
自分が都会に住んでいたら、お金を払ってでも子どもにさせたい体験だよな~と考えるとありがたみが増しました。
子育て支援への助成が手厚い
出産祝い金として第1子・2子は3万円、第3子は7万円を頂きました。
さらに、町の木でつくられたオリジナル積み木と、絵本10冊のプレゼントもありましたよ。
待機児童がゼロなのは当たり前です。
保健士・保育士・学校の先生など小さい町なので、顔見知りも増えて相談しやすく感じています。なにか不安があれば、すぐに相談していますよ。
町の子育て支援センターも新しく建てられたキレイな空間で、学童保育の部屋もあり、ガンガン活用させてもらってます。
そして、土日の託児が本当に格安で驚きます。
1日預けてもお昼代の200円しか、かからない…
なんだか安すぎて、申し訳なくなってきますよね。
移住して8年間の子育てを振り返る
なんといっても、妊娠・出産であらためて実家が遠いことが辛く感じました。
実母や親せきと同じように頼ってもいい存在が移住先にいなかったので、振り返ってみてもよく頑張ったなと自分で褒めてやりたくなるほどです。
(たくましくなりました…w)
インフルで兄弟交互に休むとなれば、職場にも申し訳なさが募ります。
こんなとき、実家が近ければ…と何度思ったことでしょう。
どこかに勤める仕事の在り方は、難しいと痛感しました。
だからこそ、実家と居住地を好きに行き来できるフリーランスの仕事を選んでいます。
くわしくは、こちらの記事をのぞいてみてくださいね。
はじめての子育ては、本当に心細かったですが、徐々に子どもを通して色んな方と関わりを持つようになりました。
今では頼れる存在がたくさんいて、子育ても楽しめています。
住む環境も選ぶことができる時代。
あなたは、どんな価値観を大切に子育てがしたいですか?