あなたの理想の田舎暮らしは、どんなものですか?
田舎に移住するひとが増える一方、数年すると土地を離れていくひとも多くあります。
移住先で、うまくやっていけるか不安・・・
では、移住がうまくいかない人の特徴とはどんなものなのでしょうか?
これから移住するあなたも、移住して間もないあなたも、
失敗例を知ることで、出来る対策をしっかりして、田舎暮らしを満喫しましょう!
この記事を読んでわかること・・・
- 移住に失敗する人の特徴3つ
- 失敗しないためにすべきこと
この記事は、あなたの移住のための、心強い予備知識となるはず。
関東から山陰に移住して8年目のわたし(ぶっきー)がしっかりとポイントをお伝えしていきます。
田舎への移住で【失敗する人の特徴3つ】
田舎への移住に憧れをもってみるも、失敗する人が多い印象です。
移住に失敗する人の特徴を以下の3つにまとめました。
- 下見が甘い(一時期だけ
- 人と関わることが苦手(頼れる人が少ない
- 思い描く田舎暮らしの理想が高い(柔軟性がない
あなたには、思い当たるものがありましたか?
それでは、各項目について詳しくみていきましょう~。
田舎への移住【失敗その1】下見が甘い
これは、断トツで大事です。
それほど下見には時間をかける必要があるということです。
下見について、わたしのちょっとした失敗経験を聞いてもらえますか?
四季を通した下見が必須【せめて夏と冬だけでも】
当たり前のことですが、地域によって気候が違います。
同じ町内であっても標高の差があったりすると違いが大きくあらわれてきますよ。
私の場合、遠距離恋愛中に彼(現夫・出身関東)の住む移住先に何度か遊びにいきました。
新緑のころや、夏の光に反射する川・・・・
しかし、冬を知らなかった。
まさか、雪が降るなんて・・・・!
こんな基本的なこと、当たり前すぎて誰も教えてくれなかった?!(いや、自分で調べなかったのが悪い)
雪が降るとなると、車も四駆だし何かと準備やら心づもりがいるんですよ。
移住して初めての冬は、完全に騙された感ありました。
関東のぬくぬくハウス生活から、露地栽培に変わったというくらいな変化です。日中27℃あっても、夜には12℃とかね。(10℃以上の寒暖差ざらです)
気候については、まだまだネタがありますが、(湿度とか湿度とか湿度とか)ここでは控えます。
観光客気分が抜けない下見
下見と言いつつ、観光地のような場所ばかり訪れていませんか?
初めは仕方ないですが、徐々に地域にとけこめるような繋がりをつくっていきたいところですね。
そういった意味でも、誰かしら知り合いがいたり、連絡をとりあえるツテのある人がいると心強いですし、展開も早いです。
家探しをするにしても、いきなり物件を購入!となるとハードルが高いので、まずは賃貸できる家を探しましょう。
となれば大事なのはご近所さん。
田舎暮らしでは、ご近所さんとの関わりが重要ですよ!
これは、運がよかった・悪かった!だけの話では済まないかも。
物件を決める前に、ご近所さんのリサーチもしておこう。
そして数年を賃貸で過ごして、ご近所さんの雰囲気やらをつかんでから、正式に物件を購入する、のでも遅くはないと思います。
それだけご近所さんは大事ですよ~。
田舎への移住【失敗その2】人と関わるのが苦手】
田舎社会は「信頼」で成り立っています。
すなわち、田舎では人との関わりなしでは、生き残れません。
なにはなくても、助け合いの精神が必須。
あなたも耳にしたことがあるでしょう。
帰宅したら、玄関前に土のついた新鮮野菜がどっさり。。なんて田舎エピソード。「え、だれ? ま、いっか。頂こう」って毎回なります。
もちろん、野菜作りの苦手な私ができることは何だろう・・・とたまにはスーパーでお菓子を買って届けたり。
そして子どもの声を響き渡らせているのも、お年寄りには喜ばれていますよ。
集落に〇年ぶりの子どもだぁぁぁ!と子どもが枯渇している様子でしたので。
地元の行事に積極的に参加
集落の班長といった役、消防団、子どもがいれば保護者会と、、、
人が少ない分、すぐに自分の番がやってきます。
何も怖いことはありません。
周りの先輩たちに分からないことを聞くだけ。
集落での付き合いでは新年会や夏祭り、収穫祭など、イベントごとも目白押し。
ここぞ、のときに戦力になれるように貢献心をもってのぞもう。
信頼の蓄積は大事だな~と、移住して10年になろうというところで感じますよ。
飲み会にも参加して積極的に人と出会いにいく
移住者の集いや、飲み会もきっとあるはず。
そうして同じ仲間をみつけておくと、相談にのってもらえます。
志の同じ人と一緒に、おもしろい活動につながることもあります。
これだから、田舎はクリエイティブで好き。
過去に私は、マイナー映画(主にドキュメンタリー映画)の上映会を開催したり。
夫は、町の若者と大規模な食のイベントを開催したり。
田舎への移住【失敗その3 】理想が高い
古民家をリノベしておしゃれできれいな縁側のある家に住みたい。
畑でたくさんの野菜をつくって自給生活!!
ときには、その理想やこだわりが苦しくなる。
田舎暮らしへの理想は高くもつな
結論。
漠然とした目標がハナマルです。
たとえば、地域の役に立ちたい!自然の中で子育てがしたい!といったように。
ね?漠然としてるでしょう?
期限を決めて、きっちりとした目標をたててしまうと、自分を追い込んでしまうだけです。
叶わなくてもいいけど、方向性をきめておく。
理想に執着しないで、柔軟にやるべきことや目標を変えてしまいましょう。
ハードルは低く、理想を持つのならカメの歩みで少しずつ。
したくない生活を思い浮かべてみる
なんなら、こんな暮らしは嫌だリストを考えてみましょう。
私の場合は、下のようになります。
- 満員電車での通勤
- 緑がないコンクリートジャングルでの暮らし
- 顔の見えない生産消費の関係
今の生活に満ち足りているのは、このように自分の不快を排除した結果なんだなと感じます。
自分の心に正直に、我慢ばかりせずに生きられる世界に身をおきましょう。
もう失敗しない田舎への移住 【マインドセット完了】
「ビジネスは結果が大事。人生は過程が大事。」
そう、山あり谷ありでいいんです。失敗したっていいんです。
でもせっかく移住してくださる方がいるなら、私たち先輩移住者のみてきた失敗例を頭にいれたうえで、田舎ライフを楽しんでほしい。
そんな想いをまとめました。
あなたの住みたいと思える、輝ける場所がみつかりますように。