移住を考えている人にとって、選択肢のひとつとしてメジャーになっているのが地域おこし協力隊という制度。
しかし、実際には任期途中で辞める方も多かったりと、問題点も浮き彫りになっています。
地域おこし協力隊になることも選択肢としている場合に、知りたいのはリアルな経験者の声です。
そして、地域によっても実情は違いますよね。
今回は、鳥取県の日野町で地域おこし協力隊をつとめ、現在は町議会議員として活躍する中山さんにお話を聞きました。
地域おこし協力隊の活動内容とその後は? 【鳥取県日野町の中山さんにインタビュー】

地域おこし協力隊になった理由

だけど、中途半端な気持ちでやっていて、全くうまくいかなかった。。


そこへ、知人から紹介されたのが地域おこし協力隊。
地域おこしをしながら、田舎で何かしたい、自営業のノウハウも学びたい!と、飛び込みました。
地域おこし協力隊の活動内容


だけど、日野町の場合は受け入れ先に「個人の運営する団体」というのがあって、
「あなたの思う地域おこしをやってくれ」という方針になっていました。

でも、何をやってもいいと言われると困っちゃうかも・・・

私は、特技を活かして囲碁のイベントしたり、都会の大学生向けに田舎暮らしホームステイイベントを企画運営したり、町の非公認ゆるキャラをつくって、ケーブルテレビの盛り上げ役になったり・・・

ずっと一緒にいる青い一つ目の生きものが、非公認ゆるキャラ??しかも、どこから出てくるの・・・

イベントにはいつも一緒です!
町おこしイベント、寺子屋塾をメインに活動してきて、NHKラジオ全国放送への出演オファーも来たそう。

地域おこし協力隊のメリット・デメリット


●いきなり家もある、車も用意してあった。給料も約16万。
●町の仕事できてるから、怪しまれない(信頼性がある)
●役場担当者や受け入れ団体の方々がなんでも相談に乗ってくれる。
●地域おこし協力隊の仲間と協力しながらワイワイやっていける。
●注目されて期待が大きい。ひっそり暮らせない。
●町の職員のなんだから、しっかりやれ!と批判されることも。
●ボランティア活動を頼まれやすい(断りづらい)。
●他の地域おこし協力隊員と考えが違うとやりにくい。
地域おこし協力隊の任期3年を振り返って

地域おこし協力隊は、任期の途中で辞めていく人も多いのが現実・・・
定住する確率は日野町だけで考えても半分以下なんだそう。




地域おこし協力隊から町議会議員へ転身
地域おこし協力隊の任期が終わって半年後というタイミングで行われた選挙。
80歳を過ぎた町議会議員が辞める際に、やらないかと誘いを受けたそう。

来期以降も、引き続き議員をやらせてもらえるなら続けていきたい。
現在は、主には議員活動と寺子屋塾をメインに活躍している中山さん。
地域おこし協力隊として地域に溶け込み、自分の役割を見出し定住されている好事例となりました。

あなたも、自分の選んだ土地で、化学反応をおこしてみませんか??

農業・林業に腰を据えて学びたいという方向けに、サポート体制ばっちりで研修後のお仕事につながりますよ。
現在、農業研修生として活動する「まつもってぃ」の記事はこちら