寒さが厳しくなると、心配なのは水道管が凍結すること。
実は、マイナス4度を下回れば全国どこでも、おこりうるから、最低限の知識をしっかりつけておこう。
最悪の場合、水道管が破裂して周囲に迷惑をかけてしまう、修理費用がかかる、といったリスクもある…。
対策を知って、備えておくことが重要!
水道管て、凍結したらなにが怖いの?
水道管の水が、マイナスになると氷になって固まる。
つまり、体積が大きくなるから、水道管のなかで氷がふくらむように膨張してしまうんだ。
そうなれば、水道管の内側からの圧力にたえきれず、破裂してしまうという!という仕組み。
日本気象学会が発表している「水道凍結指数」、目安としてチェックしよう。
水道管が破裂したら…?
破裂した水道管のなかで、すべて水が凍っていればまだいいけど、一部でも水があれば水漏れに。
僕の町では、水道管の破裂で水があふれだしたのか、広範囲で「断水」になったことが何度もある。
田舎では、空き家で知らないうちに水道管が破裂し、水漏れが長い間、放置されてしまう危険性も考えられ問題になってるよ。
知らなかった、じゃ済まされない…
水道管の凍結防止に3つの対策
では、凍結防止の対策を3つお伝えします!
- 外にむきだしになっている水道管に保温材をまく
- 水道メーターも保温する
- ほんのわずかな水を出したままにする
対策①水道管にカバーとなる保温材を
家にあるモノで、すぐに対策できるよ!
タオルとビニール、テープの3つを用意しよう。
タオルを水道管にまきつけ、テープで固定してから
さらにビニールでカバーしてテープを巻くだけ。
タオルがぬれると逆効果!防水のためにしっかりビニールで包もう。
ホームセンターや100均の売り場にいってみると、専用の保温カバーがそろっていたりするから、そっちもチェック。
対策②水道メーターも保温する
あわせて、メーターボックス内も対策しよう。
同じく、ビニール袋にいれたタオルを敷き詰めるようにして保温できるよ。
あるいは、こちらの動画で紹介しているように細かく砕いた発泡スチロールをビニール袋にいれて、メーターのまわりを囲います。(動画の1:18~)
対策③水を出したままにする
とくに寒さが予想される日は、お風呂場など水が溜められる場所で水をだしたままにしておく。
溜まった水は、万が一断水になったときにも活用できるし、洗濯機にいれて使うこともできるよ。
水道管が凍結した際の対処法
凍ってしまった部分にタオルなどをかぶせて、ぬるま湯をゆっくりとかけよう。
熱湯をかけると、水道管破裂の原因になるから、ぜったいNG!
また、室内であれば暖房などで部屋をあたためよう。
水道管が破裂した際の対処法
すぐにメーターボックスの元栓をとめる!
そして近くの水道工事店または水道局に連絡しよう。
メーターボックスの場所を確認しておくことで、破裂があっても慌てずに元栓をしめることができる。もちろん、雪が降るなら除雪もしておこう!
断水【万が一のためにできること】
冷え込みが続くと、水道管が破裂する家庭が相次ぐ。
これによって配水池に水がたまらなくなり、数日、断水になってしまう地域が毎年ニュースでも取り上げられている。
公民館に給水車がきて、それぞれにポリタンクに水を汲んで持ち帰ることになる。万が一、断水がおきた場合を予測して対策を考えておきたい。
● 飲料水のペットボトルを備蓄しておく
● お風呂のお湯を抜かない
ひとり1日3リットルの飲料水があれば持ちこたえられると考えて備蓄しておこう。災害時や、計画断水のときにも役に立つ。
お風呂の残り湯は、洗濯やトイレで使い回せる。
水道管の破裂にも備えが必要!
とくに、外で風に当たっていたり日陰にある水道管は要注意!
知らないうちに水漏れしていないかも、確認が必要だ。