田舎暮らしに必要なお金のリアル【家賃1.5万】

田舎暮らしを考えた時にやっぱり気になるのは、お金の話ですよね?

〇 田舎での月々の生活費は、どれくらいかかるの?

〇 田舎暮らしのお金、何に一番かかるの?

 

結論。

都会での暮らしに比べると、
生活コストは断然安く済みます。



なぜなら、家賃など大きめの固定費が安いからです。


といっても、地方の賃金もそれ相応ですが・・・

ぶっきー

自分で稼ぐ力が身についている人(または、身につけたくて燃えている人)にとっては、生活費のかからない場所で暮らすことは、自由に使えるお金が増えることにつながっていきます。私も、そこを目指しています。


なんにせよ、生活費を最小限にとどめられる!というのは、出費を抑えるうえで賢い選択だということは紛れもない事実です。

 

そこで本記事では、移住に向けて準備しているあなたに田舎暮らしのお金のリアルをみてもらい、イメージをよりクリアにしてもらえたら嬉しいです。

 

田舎暮らしのお金【ひと月の出費】

田舎暮らし 出費

実際に田舎暮らしをするには、どれくらいかかるのか?

具体的な例をいくつか、みてみましょう。

夫婦+子ども3人の支出【約13万】

家族 支出

さっそくですが、我が家(大人2人・子ども2人・乳児1人)の生活費を例にみてみましょう。

家賃 15,000 4LDKで広すぎる庭と畑・駐車場つき
電気代 7,000  
上下水道代 3,000 井戸水なので水道代ゼロ
ガス代 3,000  
ネット代 5,000  
灯油代 8,000 風呂・暖房(冬はプラス5,000円)
ガソリン代 10,000 2台分(職場は家から近い)
食費 50,000 大人2人・子ども3人分
保険料 30,000  家族分
スマホ代 6,000 格安SIM2人分
習い事2人分 6,000  
学校給食費 5,000  
定期積立 20,000  
合計 123,000  


ひとつきで、ざっと13万円程度の出費があります。

このほかに、日用品費・レジャー交際費などは別途かかっています。

年間で9,000円の自治会費もかかっていますよ。

一人暮らしの支出【約12万】

田舎暮らし 独身男性

同じく町内に住む独身男性の支出です~。

家賃 30,000  
電気・ネット代 20,000  
上下水道代 2,000  
灯油・ガソリン代 25,000  
食費 30,000  
保険料 8,000  
スマホ代 5,000  
合計

120,000

 

男性の一人暮らしは12万円程度必要といったイメージでしょうか・・・

大阪で一人暮らしの場合(まつもってぃ)

大阪 生活費
まつもってぃ

僕はお値段以上の物件に住んでいたので立地や条件の割りに家賃はかなり節約出来ていたよ!

それでも結構かかってますね。w

(お値段以上のお話は別記事にて!)

家賃 70,000

当時は自宅兼オフィスとして利用。新大阪駅の近くで新幹線や地下鉄もすぐ乗れる!

電気代 8,500  
上下水道代 2,000 多くてこんな感じ
ガス代 0 オール電化の為
ネット代 4,000 当時はポケットwifi
電車代 10,000 多い月は倍以上かかることも
クルマ代 1,000 タイムズカーシェア
食費 30,000 自分自身で消費したもののみ。
自治会費など 0 当然のように払わなかった
保険料 30,000 生命保険、個人年金諸々
スマホ代 8,500  
合計 134,000  


このほかに日常の消耗品などの出費ももちろんかかってました。

当時はクライアントや仕事仲間との「交際費」の出費がとにかく多かったです。

だって近くに飲み屋さんや美味しい飲食店が沢山あるんですもん!


交際費だけで少ない月でも3万円、多い月では10万円は楽勝で超えてました。

平均すると7万円は使っていましたね。

当時受けいていた案件がそのような接待が意外に重要だったりもしたのですが、今考えるとちょっと使いすぎてたかもですね。w

実家暮らしの場合(まつもってぃUターン後)

実家暮らし 生活費
まつもってぃ
こちらが僕が帰省してから最低限かかっている生活費。

県外で生活していたことを思うと両親の住んでいる実家で相当なぬるま湯感です。w

 

家賃 0

補修、改修に費用がかかる月もある。

電気代 10,000 5人住まいの電気代を人数で割ると大体これくらい。
上下水道代 0 井戸なので電気代に含まれてます。
ガス代 0 オール電化の為
ネット代 5,000  
灯油代 5,000 冬季のみ。我が家は暖房で使用。一人当たりの金額。
ガソリン代 10,000 2台分(乗用車、バイク)
食費 10,000 自分自身で消費したもののみ。
保険料 30,000 生命保険、個人年金諸々
スマホ代 9,000  
合計 83,000  

最低限の生活費は大体5万円くらいは浮いているでしょうか?

地代家賃の代わりに自動車にかかる費用が少しかかっているくらいといった感じです。

もちろん日用品や外食などの出費もかかりますが、ど田舎ということもあり「交際費」の出費は多い月でも1〜2万というところ。

夫婦+乳児の支出【約10万】

ひとつき 出費


同じく町内に住む友人家族(大人2人・乳児1人)の生活費も聞いてみました。

家賃 0 100万円弱で購入した物件をリノベ
電気代 10,000  
上下水道代 0 井戸
ネット代 0 契約していない
灯油代 5,000 風呂・暖房(冬はプラス3,000円)
ガソリン代 6,000 2台分(職場は家から近い)
食費 35,000 大人2人・乳児1人
保険料 30,000  
スマホ代 14,000 スマホ&ガラケー
合計 100,000  


自治会費は年間4,000円です。

各家庭で違ってきますが、やはり全体的にみても最低限の支出は少なめなのかなと感じます。


田舎暮らしのお金 【収入は?】ここも重要

田舎暮らし 収入

一般的に20代・30代であれば、16~25万円程度の収入が平均的です。



やはり業種によってもばらつきはありますが、都市部よりも平均的な収入が低いのは事実です。


田舎暮らしで、出費が少ないのは収入も少ないから。

だからこそ、支出とのバランスがとれて「ほどよい暮らし」が手に入るんですね。

「足るを知る」暮らしができる人にはぴったりかも?!

田舎暮らしだからこそ、かかる出費

田舎だからこそ 
出費

田舎暮らしといえば、どんなことにお金がかかるのでしょうか?

ぶっきー

知っておいてほしいのは、

田舎だからこそ、かかる出費。


都会と違ってくるのは、主にこの2つ。


●葬儀などの慶弔費

●車にかかる車両費



車は必須、むしろ一人一台

田舎暮らし 車

田舎といえば、交通の便が悪いのでひとりに一台という勢いで車を所有しています。


とくに山間部では自転車にのるひとを見かけることは、あまりないです。
(ガチな自転車の方はたまにいる)



車社会では、車にかかる経費は削ることができません。

・ガソリン代

・スタッドレスタイヤへ交換

・車の税金

・点検・車検


そして、なるべく車庫があるといいですよ。

我が家には車庫がないので、裏山の木が雪の重みで一部倒れてきたときに車がへこみました(チーン)

たいていは、駐車場代はタダです。敷地が広いので。。

ぶっきー

車が無いと生きていけないので、次の車を購入するための資金も必要ですよね・・・

田舎暮らし【嬉しい出費削減も】

田舎暮らし 出費

今度は、田舎ならではの嬉しい面も。

家賃が安い、駐車場代がかからない、などもあるけど他には?

自給できたり、野菜をどっさり頂けるという面も

家庭菜園というには、広すぎる畑をもつひとも多い。

どこかに出荷しているかのような、立派な野菜をドサッといただけます。
(下処理が一苦労なのも事実)

ぶっきー

野菜の美味しさに目覚めるってこういうことか!と、移住間もない私は衝撃を受けたものです。

季節の野菜は、調理に困るほどたっぷりと頂けますよ。

(そのぶん、お菓子などをたまにお礼として買っていきます)




夏になればトマト・ナス・ピーマン・パプリカ・きゅうり・ズッキーニのオンパレードです。

冬は葉物、大根あたりかな。

イノシシの肉も、かたまりでよく頂きます。

とんかつにしたり、カレーや煮物にして食べていますよ~。


主食のコメに関しては、夫がつくるのでゼロ円。

食べ盛りの子どもたちのおやつも、おにぎりでOK!

移住・結婚・子育てへの助成が手厚い

田舎暮らし 助成

若い世代の「移住・結婚・子育て」について助成が手厚い!

自治体によって、助成内容が違いますが、私の住む町では・・・・

  金額
定住奨励金 10万円+世帯員1人につき5万円
同居奨励金 10万円
 住宅等補助 1/5、上限30万円・新築1/5、上限100万円・空き家バンク登録物件1/2、上限50万円
結婚祝い金 3万円
出産祝い金 第1子 3万円・第2子 5万円・第3子以降 7万円
在宅育児支援金 月3万円
可燃ごみ袋 4歳未満の子どもがいる家庭が対象
年齢に応じて無料配布(乳幼児が1歳未満のとき 400枚)

詳しい条件については、こちら「日南町いきいき定住促進条例」へ




さらに、2020年6月24日には「にちなん新生活応援奨励金」というものが創設されています。

ざっくり説明すると、3年以上定住できる若者世帯(39歳以下)に対して20万円の助成金をだすというもの。以下のいずれかの要件を満たすこと。

①結婚をして3年以内であること。 
②妊娠中であること。 
③世帯内に小学校入学前の子がいること。

*転入後、3年未満に奨励対象者が県外へ転出した場合は、奨励金の全額を、県内の他市町村へ転出した場合は奨励金の半額を返還



小学校・中学校へはバスで15分ほどかかります。

そのバスでの通学費も、なんと町からの助成で無料に。

給食費くらいは、親が払わないと!ってことで月5,000円。

このへんの子どもの教育環境については、また別の記事に書いていこうと思います。

田舎暮らしに必要なお金のリアル【収入が低いから生活費も痛い!】

田舎暮らしの収入低い


田舎暮らしは、自給自足で生活費がかからないイメージですが、

実際なんだかんだで、かかります。


そして収入が低いので、お金が残らない・・・なんてことも。

これから移住する方、貯蓄をしっかりするに越したことはないですよ!